戦国時代の遺跡 大学館跡で現地説明会
印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月11日更新
大学館跡は、16~17世紀の戦国時代の城跡とされる遺跡で、本宮駅から東に約800メートルの高木字大学地内の丘陵地にあります。県道本宮三春線の改良工事に先立って、発掘調査が行われています。
大学館跡は、戦国時代に交通の要衝を守る城として機能していたと考えられています。城の周りを堀で囲い、傍らには土を盛り上げた防壁である「土塁」を築き、外敵の侵入を防いでいたことが想定されています。これまでの調査から、3つの時期に分かれ、時代時代で堀を作り直していたことがわかっています。
7月31日には、現地説明会が行われ、一般の参加者約100名が参加しました。分散し、実際に堀の中などを歩きながら、発掘調査を行う公益財団法人いわき市教育文化事業団の職員の解説に耳を傾けていました。発掘調査は今年8月まで行われる予定です。
大学館跡の発掘調査について説明を受ける参加者