現在、白沢ふれあい文化ホールで英国自動人形展を開催しています。同時企画として、東北芸術工科大学卒業の鈴木完吾さんが卒業制作で手掛けた時刻を書くからくり「書き時計」も展示しており、10月10日、11日に、実演会と講演会が同会場で開催されました。
展示中のからくり「書き時計」は、時計とからくり人形の構造を組み合わせた作品で、重りで歯車が回り、一分ごとにアームが磁気ボードに時刻を書くという仕組みになっています。約400個の木製パーツで構成され、1つ1つ手作業で板を糸のこで切り抜き作成されています。
当日は、発案に至った経緯や、苦労した点、仕組みなどを完吾さんからご説明いただきました。その他に、現在製作途中のぜんまいで動く「書き時計」の新作なども披露されました。作品が動く様子を間近で見た来場者は、根気のいる作業や精度の高さなどに感嘆し、感激している様子でした。
英国自動人形展および書き時計の展示は、11月1日 日曜日まで行われています。ぜひ、ご観覧ください。
▲実演しながら仕組みなどを説明する鈴木完吾さん