集う・つながる・支えあう!高齢者見守りの地域づくり講座を開催しました
県の補助金を活用し、高齢者の方の自然災害に備えた地域での見守りや認知症の方が安心して暮らせるまちづくりのため、10月15日に「第2回 災害時シミュレーション!高齢者の災害に備えた暮らしと見守りセミナー」を開催しました。
「集う・つながる・支えあう!見守りの地域づくり講座」の第2回の講師を務めた、日本赤十字社福島県支部の佐藤敦子講師からは、「避難の時に大切なこと」について、自然災害を想定した災害時シミュレーション、災害時に逃げ遅れてしまう心の働きを通し、地域の高齢者を自分の命を守ることを第一に、自助と共助の観点から地域で支えあう見守りの視点でご講演いただきました。
災害時シミュレーションでは、避難所に持っていくものをスーツケースに入れてみる体験を通して自分や家族の必要なものの違いや日頃の備えの大切さについて学びました。自宅の平面図に家具などの配置を書き出すことで、出入口に倒れやすいもの、落下しやすいものなどを置いていないかを再確認することもできました。
また、高齢者はこれまでの経験や周りへの迷惑をかけたくないという「大丈夫だ」という心理が働き、逃げ遅れに繋がってしまうことも改めて知ることができ、危ないと思ったらすぐ避難して周りの人にも避難する行動に変える積極性が求められていることを、講師自身の避難経験の講話や具体的な問いかけもあったことから、参加者の皆さんは実感し、自分事と捉えて話を真剣に聞いていました。