2019年6月、英国庭園開園記念イベント「英国庭園フラワーフェスティバル」において、英国の各方面において活躍をされている関係者を「もとみや国際交流親善大使」として委嘱しました。英国との関係を強化するとともに、大使には本市の魅力や情報を発信していただいています。本市は大使との連携を通して、知名度とイメージの向上を図っています。
▲「もとみや国際交流親善大使」に委嘱された4人と高松市長(左からレディ・アーノルドグレーターロンドン副統監、レディ・ボーリック元英国下院議員、高松市長、ロバート・フリーマン元ケンジントン&チェルシー王立区長、満山ロンドンしゃくなげ会会長)
ビクトリア・ボーリック氏は、2002年から2015年にケンジントン&チェルシー王立区の議員を務めた。2008年から2015年にグレーターロンドン議会の議員に選出され、2012年にロンドン市の副市長に就任。また、2015年から2017年までケンジントン選出の英国下院議員を務めた。
彼女は常に日本の忠実なサポーターであり、両国間の友好と貿易の重要性から英国政府を代表して2017年11月のプリンス・ウィリアムズ・パークの英国庭園開園式に出席した。また、開園式では、英国首相や英国外務大臣のお祝いメッセージを披露した。2022年5月に開催されたプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園開園5周年式典の開催にあたり、ビデオメッセージを寄せた。
エリザベス・アーノルド氏は、2012年からケンジントン&チェルシー王立区のグレーターロンドン副統監を務めており、区民と王室の橋渡しを行ったり、王室を代表し受賞者等に対して賞やメダルなどを授与したり、さらに社会的またはボランティア活動などを通して社会の平等を推進するとともに、地域の代表として区民の安全を守る活動を行うなどの役割を担っている。また、2011年にグレーターロンドン(ロンドン市と32区を合わせた33地区からなる大都市圏)の「ハイ・シェリフ(州長官、重要な行政官、一種の名誉職)」となった。
2017年の11月の英国庭園開園式に出席し、チャールズ皇太子からのお祝いメッセージを披露した。
1998年から2022年5月までケンジントン&チェルシー王立区議会議員を務めた。2016年にケンジントン&チェルシー王立区長を務め、在職時に英国庭園を福島県内に整備することを提案した。イングランドとニューヨーク州で弁護士も務めた。
また、ジャパンハウスロンドンのオープンにも尽力し、「平成30年度外務大臣表彰」を受賞。2018年11月に在英国日本国大使館で式典が行われた。日本と英国の相互理解の促進に尽力したのが受賞の理由。
2022年5月に開催されたプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園開園5周年式典の開催にあたり、ビデオメッセージを寄せた。
福島県白河市出身で、ロンドンしゃくなげ会(在英国福島県人会)の会長。2013年には「ワールド県人会」が設立、各国県人会の連携の中心となって活動していた満山氏が初代会長として選任された。同氏は持ち前のリーダーシップや人脈を生かし、英国ロンドンをはじめ世界中において福島県の東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興支援として風評の払拭や県産品販売の協力などの取組を継続的に展開している。
また、ロンドン市内の福島庭園の開園や本市のプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園との姉妹庭園の締結をはじめ、様々な場面において尽力と支援をいただいている。
2021年の春の叙勲では、英国における福島県の復興支援と風評払拭の取り組みなどが評価され、旭日単光章を受賞した。
2022年5月に開催されたプリンス・ウィリアムズ・パーク英国庭園開園5周年式典へももとみや国際交流親善大使の代表としてご出席いただいた。