高松市長は、11月26日に市長定例記者会見を行いました。会見内容は下記のとおりです。
新型コロナウイルス感染症につきましては、本市においても全国と同様に落ち着いた状況であり、9月25日以降、新たな感染者は出ておりません。
このような中、今月14日に、感染対策をしっかり行ったうえで、市民限定ではありますが、しらさわ秋祭りを開催することができ、約2,400名の参加をいただきました。
また、明日27日および28日には、
東京の浅草寺において東日本大震災復興「福島県と安達地方の観光物産展」を開催いたします。
コロナ禍ではありますが、2年ぶりに開催できますこと、関係者の皆様には感謝申し上げます。
このような機会をとらえ、今後も本市の物産品の風評払拭とPRに努めてまいります。
コロナ感染拡大に伴い利用制限を、お願いしていた本市の公共施設については、通常利用に戻っているところですが、感染の再拡大をさせないよう、引き続き手洗い、マスク着用、そして三密を防ぐよう市民の皆様のご協力をお願い申し上げます。
本市の新型コロナウイルスワクチン接種の状況でありますが、11月をもって、希望された方の接種は完了いたします。
新たに12歳となる小学校6年生や、今後接種を希望する方のために、安達管内の谷病院、桝病院、二本松病院の3病院に限定して接種を実施しております。
接種対象年齢の12歳以上の方で見ますと、11月22日現在で、1回目の接種が済んだ方は24,284人で89.58%
2回目の接種が終了した方は、23,706人で87.45%の状況であります。
接種を希望する方で、まだ接種を受けられていない方については、感染予防および重症化予防の観点からも早めの接種をお願いしてまいります。
3回目の追加接種につきましては、2回目の接種から原則8か月後に行うという国の方針に基づき、12月から開始いたします。
なお、国では5歳から11歳までワクチン接種についても方向性を示しておりますので、
引き続き国の動向を踏まえながら、スムーズな接種ができるように、医師会と連携しながら進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症拡大等の影響による消費低迷に伴い、令和3年産米概算価格が前年と比べ大きく下落しました。稲作農家の農業所得が大きく減少し、次期作への作付け意欲の低下が懸念されることから、市独自の支援策として作付けの経費に対し支援をいたします。
内容といたしましては、令和3年産主食用米と備蓄米を生産した稲作農家を対象として、次期作のための水稲基肥(もとひ)および、種もみの経費の2分の1を支援し、10aあたり5千円を交付することといたしました。
ただし、自家消費分として作付面積から10a分は差し引かせていただきます。
稲作農家への次期作への支援を行い、本市の基幹作物であるコメの生産意欲の向上につなげたいと考えております。
昨年スタートしました全国まゆみちゃん交流プロジェクトにつきましては、新型コロナウイルスの流行により、対面による事業の実施が難しく、オンラインによる事業の構築を進めているところであります。
このような中、オンラインの活用による、新たな風評払拭、PR方法として、全国まゆみちゃん交流プロジェクトの活用と相模女子大の協力による、SNSを利用した情報発信とオンラインによる事業を実施することとしました。
今回の事業に関しましては、全国まゆみちゃん交流プロジェクトの目的である関係人口の創出や話題性の創出、地域活性化と、農林林産物PR事業の目的である本市産品のPR、風評払拭、販路拡大の目的達成のため、それぞれの強みを生かして、事業を実施するものです。
内容といたしましては、全国まゆみちゃん交流プロジェクトの基盤と相模女子大学の基盤を活用し情報拡散していただくものです。
まゆみちゃん会員は全国に所在しておりますが、30代から60代が中心です。一方、相模女子大生は首都圏に所在し、若い世代を補完することができます。
本市の新鮮でおいしい農産品を試食していただき、その内容をSNS投稿していただくことで、本市の産品を全国各地の幅広い年齢層の方に対し情報拡散していただくものです。
あわせて12月にはオンラインでの交流会を開催し、まゆみちゃん会員や相模女子大学生、だけでなく本市の農家民宿の方や若手農業団との交流を通して、本市との関係構築に繋げていきたいと考えております。
現在300名を対象に参加者の募集を始めました。昨日までに約120名から応募があり、応募された方から順に、本市の新米および烏骨鶏の卵、野菜等の発送を開始し、好評を得ております。
発送に際しては、お送りした産品の紹介や問い合わせ先を同封しており、また、SNSへの投稿の際にも、事業所のホームページアドレスの記載を併せてお願いしており、協力していただいた事業所の販路拡大にもつながるものと考えております。
また、今後の取組として、市のHPやSNS等も活用しながら、取扱産品の紹介や問い合わせ先についても広く周知してまいります。
コロナ禍にあって対面での開催が困難であった首都圏でのイベントとまゆみちゃん交流プロジェクトをタイアップした本事業により、引き続き、本市のPRと情報発信、風評払拭に繋げてまいります。
令和元年より工事を進めておりました、本宮駅東西自由通路および新駅舎につきましては、令和4年春の完成を予定しておりましたが、工事が順調に進み、12月に竣工の運びとなりましたので、ご報告申し上げます。
東西自由通路、愛称・東西アクセスロードにつきましては、12月17日金曜日の開通式典終了後より、新駅舎は12月18日土曜日の始発からオープンと決定いたしました。
東西アクセスロードは、鉄道と駅で分断された市街地のアクセス環境を向上させ、東西交流の充実と賑わい創出を図るための基幹となる施設であります。
施設の特徴としましては、安達太良山等の地域の風景を取込む構造とし、出入口部分の外壁面を後退させることで圧迫感を感じさせないよう配慮しております。
なお、開通式典は、12月17日金曜日の午後1時30分から予定しており、ご来賓の方々や関係者によるテープカット、本宮高校生によるアトラクションなどを予定しています。
本宮市糠沢字石神地内にありますしらさわグリーンパーク野球場に、この度、シャワー設備を設置いたします。
今回の工事は、野球場や隣接するサッカー場利用者からの要望により、利用者の利便性の向上と、同敷地を緊急避難場所に指定していることから、災害時の活用を目的として設置するものです。また、設置する更衣室の経年劣化による修繕も併せて行いたいと考えております。
現在、同敷地内に隣接する英国庭園イベント広場の整備を進めており、工事は一体的に取り組み、令和4年5月完成を目指すものであります。
改修後は、BCリーグや高校野球大会などの利用団体のさらなる利用拡大を図っていく考えであります。
現在、工事を進めております、 新本宮第1保育所につきましては、令和4年春の完成を目指しておりましたが、長雨による造成工事の遅れがあり、令和4年7月開所となる見込みでございます。新たな保育所への入所を待ち侘びていた幼児と保護者、そして関係者の皆様にお詫びを申し上げます。
浸水被害からの復旧のシンボルでもあり、引き続き完成に向け安全に、そして着実に工事を進めて参ります。
次に、新しい保育所の名称についてであります。本宮市の保育所につきましては、第1から第3までの番号としておりましたが、新たに施設整備をした際に、まゆみ保育所、たかぎ保育所と名称を変更し、利用者に皆さんから好評をいただいております。今回も、入所する幼児や保護者をはじめ市民の皆様に親しまれる名称、施設のイメージと特色が込められた「名称」とするため、募集を行うものであります。
子どもたちが毎朝、笑顔で元気に登園し、笑い声が絶えない保育所を目指してまいりたいと考えております。
名称の募集期間は、来月12月1日から12月24日までとし、保護者の皆様から応募をいただくと共に、市民のみなさまには、各戸にお知らせの配布と、市のホームページに掲載して広く募集をしてまいりたいと考えております。
令和3年第6回本宮市議会定例会が12月1日から開会されますので、上程いたします議案等について説明を申し上げます。
議案等は、お配りさせていただきました議案書の付議案件のとおりであります。
今回の補正予算規模については、一般会計11億540万6千円、その他の会計7,263万3千円で・・・全会計合計で11億7,803万9千円となっております。
主な内容でありますが、
条例の制定が1件、一部改正が2件、工事請負契約締結が1件、市道路線の認定廃止がそれぞれ1件、新市基本計画の変更が1件、各会計の補正予算が4件であります。
以上、上程いたします議案等でありますが、一般会計補正予算の内容等につきまして、ご説明申し上げます。
一つに、新型コロナウイルス感染症対策事業において、3回目のワクチン接種にかかる集団接種および巡回接種委託料ほか関連経費を
二つに、コロナ禍の影響による米の消費低迷に伴う米価の下落支援として、米価下落対策水稲生産奨励金を、
三つに、避難場所である、しらさわグリンパーク野球場において、避難者の衛生環境の整備のため、シャワー室設置工事関連経費を、
四つに本宮市の魅力を発信し、観光等の誘客の促進を図るため、風評被害払拭情報発信業務委託料を、
五つに、人口減少対策として実施している定住促進事業において、本宮市宅地造成奨励金および多世代ファミリーなかよし奨励金を、
六つに、ため池除染にかかる農業水利施設等保全再生事業が完了したことにより、農業水利施設等保全再生事業国庫補助金過年度精算金を、
七つに、市内道路の安全確保のため道路諸修繕工事費および機械借上料をそれぞれ計上いたしました。
この結果、歳入歳出予算のそれぞれに、11億504万6千円を追加するものであります。